中学校の国語の教科書にある「
ベンチ」という短編は
「
あのことはフリードリヒがいた」の一部分です。
「あのことはフリードリヒがいた」は3部作で
あのころはフリードリヒがいた
ぼくたちもそこにいた
若い兵士のとき
ナチスドイツ、ヒトラー、ユダヤ人、収容、迫害....という歴史を知らない中学生にとって
「
ベンチ」は実感の湧かない内容のようです。
まずはは「
ベンチ」の背景にある歴史について知りましょう。
「
ベンチ」の主人公であるフリードリヒが生まれ育った状況を理解するには
歴史について知る必要があります。
「あのことはフリードリヒがいた」の中の
「ボール」と「先生」の章では
この物語の語り手であるきみのこと、ユダヤ人への偏見などが書かれているので
読むことをおすすめします。
「
ベンチ」の学習では
・登場人物の心情を理解して自分の考えを持つこと
・登場人物の状況や出来事を理解する
特にベンチに座ることをためらうフリードリヒ、座った時のフリードリヒの気持ちを理解しましょう。
<第二次世界大戦とヒトラー>
1930年代の第二次世界大戦 ナチスドイツ(ヒトラーが率いた国家社会主義ドイツ労働党のドイツ語である
ナチオナルゾアリスティッシュ〜〜の
はじめの2文字を取ってナチスドイツという)のユダヤ人に対する迫害は
ドイツの政策として行われた。
ヒトラーはオーストリア生まれだが、
学生時代にドイツに住みドイツの兵士となり
第一次世界大戦でドイツが負け、
ヒトラーはドイツが負けたのは共和制樹立者のせいだと決めつけ
共和制樹立者にユダヤ人が含まれていたことから
ユダヤ人を裏切り者と考えたところからユダヤ人の追放を政策とした。
(古くからの宗教上の対立もある)
<歴史>
第二次世界大戦のヒトラーについて知るには歴史漫画がおすすめ
<読書>
「
ベンチ」をきっかけに「あのころはフリードリヒがいた」や「アンネの日記」を読んでみましょう。
「アンネ・フランク」
ユダヤ人というだけで15歳で亡くなった少女が書いた日記。
ユダヤ人への迫害の様子などが書かれています。
後ろのほうにアンネのことがわかりやすく詳しく記載されていて
小学校高学年からおすすめのアンネの本です。
ユダヤ人やヒトラーについての説明もあります。
「アンネの日記」は朝の読書の時間にじっくり読みましょう
posted by ボンヌママ at 09:31|
国語・語彙・読解力
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